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麻のいろいろ

麻は、繊維を採取して利用する植物の総称で、代表的なのは、亜麻(リネン)、苧麻(ラミー)、黄麻(ジュート)、大麻(ヘンプ)だが、どれも植物としては全く別の仲間のものたちだ。
このうち日本を含む温暖多湿なアジア地域での栽培に向く、リネン以外の3種類を紹介。

カラムシ1 カラムシ2
苧麻(カラムシ、ラミー)
製品としてはたぶん最もマイナーだけど、植物そのものはもっとも身近で、山野の林縁などに野生化しているイラクサ科の植物。
一見、シソのような形の葉だが、「三行脈」と、葉の裏に密生する白毛が特徴。
原産地は東南アジアといわれ、日本では縄文時代には持ち込まれ利用されていたようだ。
畑の近くに見られることも多いのは、戦時中に栽培を奨励されたことの名残りと聞いたことがある。

カラムシ作品 ラミー糸
茎の皮をはいで繊維にする。
繊維としては、繊維が硬くコシが強く天然繊維の中で最もシャリ感があり、通気性、吸湿、放湿性があるのが特徴という。 
写真左は、野生のカラムシから自分で繊維を採取して編み、拾った貝殻などを組み合わせて作ったベンダント。
写真右は、精製漂白、紡績された市販のラミー糸と、それを南天の葉で草木染したもの。




ジュート ヘンプ服
黄麻(コウマ、ジュート、綱麻)
コウマは中国原産と推定されるシナノキ科の植物で、野菜のモロヘイヤと同属。
光合成による二酸化炭素の吸収力が普通の木と比べて5-6倍もあるという。
日本でもかつては九州で栽培されたらしい。
繊維は硬く、袋物、カーペット、紐などに用いられる。
写真左はジュート製品、People treeの自転車バッグ。

大麻(ヘンプ)
クワ科の1年草で、中央アジアが原産と推定されるが、あらゆる気候、土質で栽培容易で、現在では世界各地に分布している。
苧麻同様、肥料や農薬をほとんど必要とせず連作も可能、しかも土地を活性化し土質をよくする。
コウマ同様、二酸化炭素の吸収量が非常に多い。
古代から貴重な薬として利用され、喘息、偏頭痛、リウマチ、緑内障、白内障などに効果があることが近年の研究で確認されているそうだ。
食用としては、種子は良質の蛋白質、必須脂肪酸、ビタミン等をバランスよく含み、根は滋養強壮剤になるという。
用途は、衣類から丈夫なロープなど多用な繊維製品のほか、紙や建築資材、生分解性プラスチック、毒性の少ない塗料のシーラントや、ガス、炭、エタノール、メタノール、ディーゼル燃料の原料にもなるという。
衣料としては、夏は涼しく冬は暖かで、着心地が良いし、通年着られて便利だ。
こんなにいいこと尽くしの植物、規制はもちろん必要なことだが、自由に栽培できないことがすごく残念!
一方で、もっともメジャーな衣料用繊維の綿は、世界の耕地面積の2.5%の綿花畑に、全世界使用量の10%の農薬を投入して栽培されているというのだから・・・。

写真右は、Hope hempのワンピースに、ルナティカナパのマーガレットストール(藤染め)。
どちらも綿等とヘンプ40-50%の混紡だ。
(上記、大麻に関する記載は主にHope hempのタグから引用させていただいた)

葉山のブランド、ルナティカナパの「自然染め」は、従来の草木染のイメージを刷新し、植物そのままの色に近い鮮やかな発色を実現する新技術を持つシオンテック社とのコラボだ。
「植物の持つエネルギーや色の力を感じ、受け取ることができる服」をテーマに、毎年、12の植物から染め上げるカラー展開をしている。
袖を通し身にまとうと、うれしくなれる服!
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人も植物も ともにいきいきと つながりたい!
*AEAJ認定アロマテラピーインストラクター
*森林インストラクター
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