キショウブ染め

たからの庭のお掃除会で、お隣りの方「あら、抜いちゃったけどコレ何かしら?」と。
「キショウブだから、抜いちゃって大丈夫ですよ」と答えつつ、ちゃっかりその地下茎をお持ち帰り、染めてみることに。
キショウブは、きれいな花を咲かせるけれど、生態系の中では立派な?「要注意外来生物」。

媒染や素材を変えて試し染め。
(採取日は2013.8.31、数日放置して半干し状態で使用)

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素材は上から、綿(無処理)、絹、綿(カチオン処理)、
媒染は左から、無媒染、ミョウバン、椿灰、銅、鉄。

写真ではわかりにくいけれど、鉄媒染の微妙な紫がかったこげ茶がなんとも美しくて、銅媒染の青味のピンクともとてもよく合う。
英語圏の文献では、「青に染まる」という記述を見かけるが、その色の実物や写真は目にしたことがない。
鉄媒染の紫系の色を広い意味で青系と捉えたものか?


キショウブ(Iris pseudacorus)は、ヨーロッパ~西アジア原産のアヤメ科アヤメ属の多年草。
自生地で撮影した写真はこちら。
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地下茎による栄養繁殖が盛んで、私が前職で保護調査を担当した、国の天然記念物の湿地植生でも、キショウブは駆除対象で、いやというほど地下茎の抜き取りを行った。
よそからわざわざ連れてきたのも、環天然記念物指定根拠の生物よりも外来種が生育しやすい環境へ変えたのも、すべて人間側なのだけど・・・。

自生地では、キショウブそのものも、キショウブが生える風景もとても美しい・・・!
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ニラの花を食す

ニラの花を薬味にしてしまうという発想!今までなかった・・・
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薬膳ヨガで教わりました。
おいしく、キレイで、手間なし、3拍子揃って、オススメです!

タマアジサイ染め

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山の谷あいで、他のアジサイ類に遅れ夏の終わりに花を咲かせるタマアジサイ。
たからの庭の庭掃除で何気なくこの葉を持ち帰り、染めてみた。
意外なことに、赤い染液のよく出ること、結局6-7番煎じくらいまで。

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染まり上がりはこのとおり、左の写真は絹、右の写真は苧麻(豆乳処理)、
いずれも媒染は左から、鉄・ミョウバン・銅。

こんなに染まるのに、文献でも見かけたことがなかったのは、
分布地域は、東北地方南部(福島県)、関東地方、岐阜県までの中部地方のみ、
環境は、おもに山地の沢沿いと、いずれも限定的な上、
花も葉も色味が淡白で染まりそうには見えず、気付かれにくかったのか?

ヒトの予測をはるかに超える自然のギフト・・・!

お月見のしつらいを習う

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十五夜のお月見のしつらいを習いに「和ごころ伝承協会」さんの講座へ。

月を愛でる行為自体の起源は太古の昔(里芋が主食だったころ?)にさかのぼるが、
十五夜に、縁側などで、お供え物して月見をする風習は、江戸時代頃からのもので、
月の満ち欠けを農作物の実り、そして祖先からつながる命の営みになぞらえ、
農耕儀礼と祖霊を偲ぶ両方の意味合いをもって行われてきたという。

床の間が人と神さまを繋ぐ場所であるのに対し、縁側は人と自然を繋ぐ場所。
「左上位」に基づいて、お月様側から見て左側(家の中から見て右側)に自然物である盛物など、右側に人工物であるお団子を供える。

キャプチャ月見団子は、あえて真ん丸ではなく、感謝の心を吹き込むしるしに、握って少し角を付けるという。
そして、団子を並べる順番はこのとおり、中心に始まり、下から上へという方向がお祝い時のしきたり。






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お団子を盛る「三宝(三方)」の三方の穴は「擬宝珠」の形、これは魔除けの意味があるネギ坊主の形という説がある。
枠のつなぎ目は、桜の材によって留められ、ここにも季節や命の廻りの意味が込められている。

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盛物には、蔓ものを必ず入れるがしきたりで、インゲン、ヘチマ、カボチャ、ブドウなど。
蔓によって、月と私、ご先祖と私がつながれるという。

そして、十五夜(旧暦8月15日:今年は9月19日)、すなわち中秋の名月だけでなく、十三夜(旧暦9月13日:今年は10月17日)の月も併せて見るのが本来のお月見。
片方しか見ない「方見月」は、縁起が良くないとされたそうだ。

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講座の最後には、素敵な器で、薄抹茶に合わせ、お月見団子のみたらし餡をいただいた!
お供えの後に食することで、神さまや自然とひとつになるという「直会(なおらい)」も重要な文化。

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台風が近づく中、会場のたからの庭では、山の水が豊かに集まり川のような流れが生まれ、予報を覆して差し込む明るい日差しを受けて、きらきらと・・・
こんな中、講座の開催に踏み切っていただき、豊かなひとときを堪能できたことに、感謝・・・!

二十四節気の定食とワナリ族絵画展 ~YUSANにて~

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秋谷のYUSANにて、念願の初のお食事。
大正15年に建てられた酒蔵を改装し、
1Fは二十四節気に合わせた定食が看板メニューの和食のごはん屋、
そして2Fはギャラリーになっている。

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秋分の定食はこちら。
すべての料理がとても丁寧でおいしく、季節感を目で舌で心で味わい尽くし、大満足・・・!
年に24の季節、全て食べたい!

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その他、「おかずのせ玄米ご飯」やケーキも美味!

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ギャラリーでは、インドの少数先住民族、ワルリ族の絵画展の最終日。

住居の土壁に、米粉を溶かした液を使って描くことから始まった絵画には、自然と調和した村の暮らしや自然観が表現されている。

現在では、布に顔料で描く作品へと発展し、作品販売の収益が、ワルリ族の文化保護活動に充てられているそうだ。

個人的には、「仲直りの儀式に使われるやわらかい葉っぱ」、「月に住む山羊が毎日1枚ずつ葉を食べることで月が欠けていき、そしてまた葉を1枚ずつ出して生長することで月が満ちていくという、月に生える特別な植物」・・・などの植物たちも気になる!

そして、ワルリ絵画の起源という、「結婚祝いに隣人たちが描く絵」の絵葉書を、新婚の友人へささやかなプレゼントに。

IMG_3797_20130929215210549.jpg ハマカンゾウ1 ハマカンゾウ
すぐ近くの立石公園にも寄り道。
初代安藤広重が「 相州三浦秋屋の里 」に描いた立石の風景が美しいが、
海の水や、自然そのものがとても美しくて、そして、ハマカンゾウも花盛り。
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Hare+

Author:Hare+
人も植物も ともにいきいきと つながりたい!
*AEAJ認定アロマテラピーインストラクター
*森林インストラクター
*ビオトープ管理士(計画部門1級)
*緑花文化士

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