ハルシャギク染め

草木染の本をぱらぱらとめくっていて目についたのは、草木染にしては珍しい明るいトーンの赤茶オレンジ(樺色というのが近いか)、ハルシャギク染め。

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気付いたら、家から徒歩0分の道端に群生・・・「染めてみて!」と言ってくれているような!??

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花を摘んで、一晩は活けてゆっくり愛でてから染めに使わせてもらおうと思ったものの、
無邪気な笑顔を振りまいてくれるような花姿に情が移って、ぐつぐつ魔女のように煮込む気には到底なれず、
花以外の下の方の茎や葉や実になっている部分をちまちまと集めて、染めに・・・

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染液を1-2日置いた方が赤みが強まるとのことで、そのように。(その分退色するという話も?)
そして銅媒染でこの色に。
手前のもともと白かったシャツはピンク系、右奥は生成りのオーガニックコットンなのでやや茶系。

ハルシャギクの「ハルシャ(波斯)」はペルシャの意味。
蛇の目菊という別名は、花を蛇の目傘に見立てたもの。
学名はCoreopsis tinctoria、 tinctoriaとは染色用のという意味。
北米原産のキク科一年生植物で日本には明治初頭に観賞用として導入。

こんなにかわいらしい花を咲かせ丈夫に育ち、そして草木染めでも素敵な色に・・・
育てて活用したい誘惑に駆られつつ、
繁殖力が強すぎて野生化し、生態系へ悪影響を与えるので(外来生物法では未指定)、そこは我慢、
今回のように、野生化しているものに出会ったときに、使わせていただきます!
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たからの庭でコアカソ染め、キブシ染め

鎌倉の山の植物が豊かに生い茂るたからの庭。
今日は、コアカソとキブシ、2つの植物を採取するところから体験する草木染め!
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青い実がかんざしのように連なるキブシ。実も葉も染まるので、枝ごと採取(写真左)。
かつては、この実を乾燥し粉にして「お歯黒」の代用の染料につかわれていたとか。

途中、ティータイムの「和のアイスハーブティー」に使うカキドオシも摘みました(写真右)。
強壮作用や「癇の虫」を抑える効果がある民間薬として用いられてきました。
多くのハーブと共通のシソ科の植物で、さわやかな香りが・・・!

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足元の草、植物染料の代表格、野生のアカネ(写真左)や、今が旬の薬草ダイコンソウ(写真右)の黄色いかわいい花なども観察しつつ・・・
ダイコンソウは、おねしょなどに効く民間薬として使われ、「毒吸い花」という別名もあるバラ科の植物。
大根の仲間ではなくて、葉が大根の葉に似ているのがその名の由来です。

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部屋に戻って、早速、採取したコアカソやキブシを刻んで、煮出して、染液を取っていきます。

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煮染めの待ち時間には、先ほど摘んだカキドオシに、事前にたからの庭で摘んで干しておいた薬草(ドクダミ、ツユクサ、ユキノシタなど)、そして和ハッカをブレンドした特製の和のアイスハーブティーを(写真左)。
清涼感あふれるさっぱりとした飲み口をお楽しみいただきました!

そして、草木染めも完了!
右写真の左から、コアカソ鉄媒染、キブシのミョウバン媒染、コアカソのミョウバン媒染、コアカソの鉄媒染。
2種の染料植物と2種の媒染剤の掛け合わせ、4色の仕上がり!

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染めた布は、くるみボタンに加工、マグネットかブローチか、お好きな方を選んで仕上げます(写真左)。
端切れは、染め布サンプルとして今日の資料に貼りこんで・・・(写真右)。

盛りだくさんのワークショップの終了です。
ご参加の皆さま、ありがとうございました!
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Hare+

Author:Hare+
人も植物も ともにいきいきと つながりたい!
*AEAJ認定アロマテラピーインストラクター
*森林インストラクター
*ビオトープ管理士(計画部門1級)
*緑花文化士

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