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造園植栽術

造園家、山本紀久先生(山本会長)の新著「造園植栽術」が出版される。
造園植栽術 
2012年1月20日発行(1月10日ごろから発売) Amazonへのリンクはこちら

造園植栽術といっても、方法論に終始せず、
・日本の自然の多様性や土地柄を、山、里、まち、というくくりで生かしてきた先人の知恵の再確認
・その実績を現代に継承する造園のための要点(水循環、生態系保全など)
・地域の風景を特徴づける植生やその遷移について
・日本の風土によって培われた美意識や日本の造園の特色
・植栽計画における植生の保全や代償度(≒自然~人工の度合)の考え方
といった内容にもページが割かれ、
全編にわたって、風土も人の暮らしも、ともに、健やさや豊かさを保ち、増すための、思いと技が満ちている!

造園とは、自然科学、歴史文化、土木工学、芸術、心理学、そして人や自然への思いやりや遊び心・・・等々の総合技術。その奥深さを改めて実感。

山本会長には、縁あって、かつて大変お世話になった。
学ばせて頂いたことを、造園技術者にはたぶんならない自分なりに、どういうかたちで、世の中や他人のために還元できるか、改めて考える新年。

庭の植栽4 庭の植栽1 庭の植栽2 庭の植栽3
本のこともきっかけで、久しぶりにお訪ねした山本会長宅の植栽は、やっぱり素敵だ!


*****
造園家の立場で、その基礎としての生態学に触れる「造園植栽術」と、併せて読みたいこちらは、
植物学者の大家が、植物の美について踏み込んだ「植物生態美観」。

植物生態美観植物生態美観
(2011/04)
三好 學

商品詳細を見る

「植物生態学」「景観」ということばを初めて使い、天然記念物の保存など多くの業績を残して、植物学の礎を築いた三好學先生の明治35年の著書の復刻新版。

形態の美、構造の美、色の美、香の美、味の美、植物風景の美、動物と配合の美など、様々な切り口による植物の美しさについて、植物学者の科学的な裏打ちを持って述べられているのが、今だからなお新鮮。
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日本の植物文化に触れる新春

<七草粥>
公園では、かまどができて以来続けている七草粥をふるまうイベントが、今年で3年目。
七草のうち、すずな(カブ)とほとけのざ(コオニタビラコ)を除く5つ(すずしろ:ダイコン、セリ、ナズナ、ごぎょう:ハハコグサ、はこべら:ハコベ)は、公園内で摘んだものを用意している。
 
まずは、七草粥の習わしについてのお話から。
七草粥は、古来中国で、人日の節句に七種の野菜の羹(あつもの)が食された風習が変化したものという。
前日に神棚の前で「七草囃子」を唱えながら、包丁の背やすりこぎで七草をトントンとたたき、一晩、お供えをし、台所道具へ感謝しつつ、一年の無病息災を祈ったり、
七草を洗った水に指を浸してから、新年初めて爪を切ると風邪をひかないなどという習わしも伝わっている。

七草記事そして、七草のひとつひとつも紹介。
特に、三味線のばちのような形の実を付けるので、通称ぺんぺん草と呼ばれる「なずな」や、ヨモギより古い時代に草餅に使われていて、葉に柑橘系のような香りがある「ごぎょう」(ハハコグサ)などに興味を持って頂けたよう。

ただ、旧暦の新年はひと月前後遅いので、今はまだ冬の盛りで、七草も縮こまっている感じ。
今年の旧暦の七草は、1月29日。その頃に改めて、七草摘みや、爪切りなどをしてみるのもいいのでは?

・・・そんなお話をしているところを地元紙が取材、掲載をしてくれた。


<古事記より>
日本文化を顧みたくなる新春、古事記に関する本をぱらぱらめくり、目に留まった、植物に関する記述2つ。

竹(たけ)について
竹は、上に向かって高く大きく伸びることを意味する「タク」という動詞から派生した語だという。
竹の成長力に目を見張った人々が、まさに「タク」力の現れとしてその名を与えたのだろうとのこと。

葦(アシ)について
古事記の中で、生命の誕生を表現している記述(現代語訳)は、「この国がまだ生まれたばかりで(中略)、葦の芽のように勢いよく萌え騰がるものがあった。その盛んな動きの中から神が生まれた。その名をウマシアシカビヒコヂと言った」。
ウマシアシカビヒコヂとは、ウマシ(美味し、または美称)アシカビ(葦の芽)ヒコヂ(男神)。
葦の芽吹きが、生命の誕生の象徴。

また、葦の刈り草は、よしずをはじめとする様々な住居素材や燃料として人々生活に密接に役立てられていたのはもちろん、葦の芽は、江戸時代の料理本に「筍と並んで春の旬の代表」と書かれてもおり、古代の人はおいしくいただいていたのだろうとの推察をしている。

・・・日本の風土の中で、とりわけ生育旺盛なタケとアシは、ともに利用価値が高いのに使われなくなった現代では、もっぱら「植生管理(除伐・除草)」の重点ターゲットと見なされるけれど、かつては、こんな風に敬われながら、人の暮らしとともにあったのだな。

旧暦新年 ~今年は弥生year!?~

1月23日の今日は旧暦の年明け、それに合わせて、「旧暦美人カレンダー」(ここで買えます)を新しくおろした。
旧暦の日付や月の満ち欠け、二十四節気が記載され、2か月分が見られるのも便利で、ここ数年、愛用中。
旧暦美人1 旧暦美人2
(旧暦新年に関する昨年の記事はこちら
カレンダーをぱらぱらとめくると、「閏弥生」を発見、今年が、旧暦でも閏年なのに気づく。
旧暦の閏年って、どうなってるの??と調べてみると・・・

旧暦では、19年に7回、閏年があって、1年が13か月になるのだけれど、「閏月」の決まりは、
旧暦の各月はもともと、二十四節気の「中」と、
睦月(1月)は雨水、如月(2月)は春分・・・皐月(5月)は夏至・・・という風に対応が決まっていて、
「中」を含まない月が「閏月」になるとのこと。
ちなみに、旧暦の1か月は平均29.5日、二十四節気の「中」は平均30.4日周期。

春の息吹に満ちる弥生という月が2回ある今年は、なんだか得した気分?
今年という年が、そんな、希望や生命力・再生力にあふれる年になりますように・・・!

職場の弥生さんにも、「今年は弥生さんの年だよ!」と教えてあげよう!

水仙・南天
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Hare+

Author:Hare+
人も植物も ともにいきいきと つながりたい!
*AEAJ認定アロマテラピーインストラクター
*森林インストラクター
*ビオトープ管理士(計画部門1級)
*緑花文化士

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